トヨタが最終利益で過去最高を更新しました。日本企業は前期、概ね好決算を発表しましたが、少し気になるのは、発表される各企業の今期(来年3月期)の予想数字があまり良くないことです。

今年の年初に日経平均二万七千円~八千円を予想した多くのアナリストは、今期10%以上の増益を前提とし、その一株当たり利益にPER15倍を掛けて算出していました。それが増益どころか減益となれば市場はかなりショックです。

日経平均が年初の株価二万四千円を超えないのは、業績が思うほど上向かないことを織り込んでいるからでしょう。今後の推移は要注意です。

トヨタの好決算も、よく見ると金融部門が貢献しており、販売台数は頼みの米国で減少しているのです。先行きを冷静に見る向きも少なくありません。

もちろん、どんな環境にあっても目標利益を稼ぎ出すトヨタの底力はありますから、個人投資家がそんな細かいことを心配する必要は露ほどもなく、配当利回り3%の同社株は安心して継続保有すればよいことは言うまでもありません。【のび太】