会員制で高級家具を販売する大塚家具が、親子対立で長女が経営権を取り、新しいビジネスモデルに転換したものの、業績不振で経営危機にある。

この記述は正確でありません。

同社の業績が悪化し始めたのは、長女が経営権を握る遥か前です。だから、高級路線の見直しが業績悪化の根本原因ではありません。

では、業績好調のニトリと大塚の違いは何でしょうか。それは、大塚が家具の小売店であるのに対し、ニトリはほぼ完全にメーカーであることです。倒産品を集めたり、問屋飛ばしで安売りをしていたニトリが、ここまで成長した一番の要因は、海外に製造工場を持ったことで、ニトリ・ブランドを安く、大量に販売できたからです。大塚家具は自社ブランドを増やしているものの、今でも小売店なのです。この差は決定的です。

無借金の同社には余裕はあるのですから、会員制高級家具の販売と、中間層ターゲットの販売を並列し、従来の顧客を維持しつつ、自社製品の比率を上げるという選択はできなかったのでしょうか。【のび太】