トルコリラが急落しました。高金利のトルコへ日本からも沢山の資金が投資されています。日本人には高い利回りは魅力的ですが、新興国の通貨が軒並み崩れており、せっかくの利回りが帳消しです。

しかし、これは為替の基本です。金利の高い国は、ほぼ例外なくインフレ率も高い。そして、通貨価値はインフレ率の差だけ下落します。トルコは年間7%程度のインフレで、日本はゼロ%ですから、その差だけ対円でリラの価値が下落します。

もちろん計算上の話しで、相場が必ずそうなるわけではありません。政治的な思惑で、今回のように計算値を超える動きになったり、原則と逆の動きになったりもします。しかし、日本はデフレですから、円は諸通貨に対し常に円高バイアスがかかることを憶えていて下さい。

でも慌てないで。為替には調整機能があります。トルコ国債を持つ外国人が損を負うのは、トルコ側から見ると債務の軽減ですから、リラ安が経済再建のきっかけになります。ギリシャはこれができなくて苦労しているのです。【のび太】