KYBではピンと来ません。旧カヤバです。建築用の免振装置でデータの改ざんが内部告発されました。

問題の制振用オイルダンパーとは、地震の揺れを、油圧を利用して吸収するものです。

ピアノの下に足で踏むペダル。あれをダンパーペダルと言います。鍵盤を押さえるとハンマーが弦を叩いて音が出ます。指を離すとすぐにフェルトが弦に触れて振動を止めます。あのフェルトがダンパーです。ペダルはそのダンパーを開放する、つまり音をいつまでも響かせる役割です。筆者も聞きかじりですが、分かりやすい例ですね。

さて、同社の主力製品は、車の振動を無くす装置。路面の凹凸を吸収するものです。その関連製品で売上の大半を占めます。問題の制振ダンパーなどは売上の一%程度で、数ある「その他」部門の一つに過ぎません。対象の建物全てを取り替えても、今年の利益の範囲だと思います。ただし、主力の自動車用にまで波及しないことが前提です。こういう事件をむしろ信用向上のチャンスすることができるか。【のび太】