日銀が株を大量に買っていることは御存じでしょう。株主名簿に「日本銀行」は登場しませんが、多く企業で実質的な大株主になっています。それを憂う声は以前から出ています。では問題点は何か。

まず、日銀が買い支えているから株価が下がらないのか。つまり日銀が買っていなければ株価は今より安いでしょうか。

同じだと思います。別の誰かが買って結局は今の水準になっているはずです。では、日銀が売れば株価が下がるでしょうか。日銀が株価を暴落させてまで売るとは思えませんが、もし売ったら下がります。そしたら一層割安になって、また別の誰かが喜んで買うでしょう。

誰が買うのかは心配無用。常に売り手がいれば買い手もいます。割高なら売られ、割安なら買われる。放っておいても日銀以外の誰かが参加してくる、それが市場です。

ところが継続的な買い支えのおかげで株価は下がらず、割安な状態がない。だから逆張り個人投資家の出番がない。実際に個人の保有比率は下がっています。それが一番の罪です。【のび太】