旅行会社HISによる、ホテル運営会社ユニゾHDへの株式公開買付。トップ3を大手銀行から受け入れているユニゾ取締役会は断固反対を表明。株主全員に対し公開買付に応募しないよう文書を送付しました。

理由は、シナジー効果がない。買付価格が安過ぎる。やり方が強圧的。信頼関係がない、などです。

HISが提示した株価は三一〇〇円。このときユニゾ株は一八〇〇円程度。株主は株価低迷に泣いていたのですから、買付価格が安過ぎるとは、よく言えたものです。

ユニゾは余程HISが嫌なようで、上場廃止を前提に米系投資ファンドに買収してもらうと発表しました。価格は一株四千円。買収総額は一千三百億円となりユニゾの今期予想利益なら投資利回りは約6.5%です。もちろん彼らがこの数字に満足するはずなく、どこかで投下資金を一気に回収するでしょう。

分からないのは、HISを強圧的と非難しながら、なぜ米系ファンドに頼るのかです。どちらも資本の論理で行動しているに違いはないのに。【のび太】