少額投資非課税制度(ニーサ)が期待ほどに普及していません。一定の金額で株式や投資信託の配当金や値上がり益への税金を免除する制度です。

国民の資産運用を促すための制度ですが、思うほど広がっていないのが実態です。その理由として、ニーサ以外の口座と損益通算ができないとか、配当金を銀行振込にすると優遇が使えない、など使い勝手の悪さがあります。

せっかくこんな大盤振る舞いの非課税制度を始めながら制度上の問題で普及しないのは残念なことです。ではこれら問題を修正したら普及するのか、これも疑問です。

つまり根本的な理由として、多くの人が将来に備えた資産運用の必要性を認識していないか、認識はしても具体的な運用方法に関心がなく、だから制度を作っても普及しないのか。

だとすると、金融庁が提出して引っ込めてしまった「二千万円足りない」報告書。引っ込めたがゆえにかえって信憑性が高まり、年金だけでは頼りにならないと気付くなら、あれも意義があったと言えるのでしょう。【のび太】