ネット証券が投資信託や信用取引などの手数料を無料化し、派手な宣伝をしています。目的は他社に顧客が流れないよう囲い込むこと。

商売は提供するモノやサービスの対価として貨幣を受け取る交換です。両者は対等な立場であって、お客様だけが神様ではない。従って手数料ゼロは、何のサービスも提供しないか、でなければ本当に無料にはできないので、別のところから徴収するかのどちらかです。

例えば信用取引の金利や品貸料。一般の対面証券会社と比較して3倍程度になっていますが、それは片隅に小さく記載するだけ。

投資とはお金を長旅に出すことですから、いろいろな人や会社を通過して行き、その度に手間賃が引かれます。入口の手数料だけをゼロにして殊更に宣伝していても、かかったコストは必ずどこかで回収します。商売ですから。

金融商品を手数料の安さで選ばせて一般の個人顧客を囲い込むなんて、顧客利益は二の次という点で、かつて証券会社が邁進した手数料稼ぎ営業と同じレベルですよ。【のび太】