株価が下落するには下落する条件があります。まずは景気悪化の懸念が広がることですが、もう一つ大切な条件があります。下がる前に株価が上がっていることです。上がったものは下がり、下がったものは上がる。これが世の常、相場の常。

改めて日米の株価推移を見ると、この一年、右肩上がりに上昇したことが分かります。企業が配当や自社株買いの株主還元を積極的に実行した結果です。政府・日銀も株高を演出しました。その結果、先進国の株価に割安感は無くなっていたのです。

許容範囲の水準ではあるが、今期の増益をかなり織り込み、業績向上がいつまで続くのかその継続性に疑問符が付き始めていた、まさにそのタイミングでコロナだったのです。コロナはきっかけでした。株価はたちまち下落し、先の三月安値でほぼ30%減益までを織り込みました。とりあえず十分でしょう。

緊急事態宣言を延長しながら徐々に経済活動を再開させ、その間に薬やワクチン開発に兆しが見えれば二番底は避けられます。【のび太】