県内の食品商社の方が、船のコンテナがなくてモノが運べないとぼやいていました。中国からの輸出で船のスペースが確保できないのです。そんなに貿易量が増えているのかと聞けば、事情は少し違うようです。

経済活動が制限された四月以降、港湾作業員の数が減らされ、積み下ろしや仕分けなど荷役のスピードが落ちていました。そのため世界中の港にコンテナが滞留し始めます。さらに、内陸部へ出て行ったコンテナもなかなか戻ってこない。船会社は目一杯に積みたいので便数を減らす。

夏以降は中国での生産が世界に先駆けて再開し、十月にはクリスマス商戦の米国向けが増加する時期に重なり、コンテナは中国企業に押さえられてしまったということです。

欧米での感染者数は増える一方で、港湾作業は遅滞したまま。便数を正常に戻せる状態ではないようです。

便数を減らせば船賃は上がる。コンテナ船は荷物を満タンで出航できる。船会社の決算は売上が減少しても利益は増益。ここもコロナの影響でした。【のび太】