日経平均三万円回復の牽引役は半導体関連企業でした。東京エレク、アドバンテスト、信越化学などお持ちの方は随分と利益が出ているでしょう。もうとっくに売って後悔しているかも。

しかし、ベテラン投資家ほど手を出したくなのが本音。何度も痛い目に会っているからです。

シリコンサイクルという言葉があります。半導体はあらゆるモノに組み込まれており、景気が良くなる過程では必ず需要が上る。品不足で価格が上昇する。メーカーは一斉に設備投資を開始。当然、その数か月後には大量の半導体が出回る。需要はピークを迎える。在庫が積み上がり価格が暴落する。メーカーは一気に赤字転落。一方株価は業績絶好調の時に下がり始める。この繰り返しなのです。アナリストでもタイミングを計るのが難しい。

AI時代を迎え、大量の半導体が必要になると言われますが、絶対量が増えても需給関係はシーソーです。必ずどちらかが過剰になる。そういう経験則があるからベテランはこの相場に乗れないのです。【のび太】