東京兜町、名古屋栄、大阪北浜と言えば証券取引所の所在地です。昔は、株屋然とした人達が闊歩した町でしたが、いずれも開発が進んでいます。全ての取引所の大家で、周辺の土地を広大に所有しているのが平和不動産です。証券取引所の不動産部のような会社です。当然のように社長や取締役は歴代、取引所から受け入れてきました。

ところが最近、あるファンドから株主提案を受けた。取引所から社長を迎えるのを中止せよと。

今の状態だと大家はテナントに家賃値上げ交渉などできない。利益相反だ。そもそも取引所出身者たちは不動産の素人、という主張です。

取引所と二人三脚で成長した会社ですから、当然提案を拒否。もちろん取引所も天下り先を手放す決定などしません。

そんなことファンドは先刻承知。正論を言っても目的は利益。いきなり平和不動産の筆頭株主に踊り出て譲る気なしの姿勢。取引所は上場企業を指導すべき立場。自分には甘いのか、と世間から揶揄されるのも面白くありません。攻防の行方は?【のび太】