株式コラム・396 金融緩和の終焉

 FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長が、二十六日開催の金融政策会議の結果を発表しました。内容にサプライズはなく、再三繰り返してきた利上げなどに言及したのですが、改めて「これにて金融緩和は終わり」という宣言です。

今からは、利上げがいつ、何%、何回くらい実行されるかについて投資家の思惑が交錯し、株価に弱気になったり強気になったり揺れ動くことになります。

この動きは世界に伝播します。米国の利上げはインフレを抑えることが目的ですが、インフレは日本も含め、世界的な現象だからです。株式市場は各国の金融緩和によって生まれた流動性(お金じゃぶじゃぶ)によって過剰に上昇してきました。その分が剥がれます。

だからFRBは、時間をかけて市場にメッセージを送り続け人々の意識に利上げを浸透させてきました。この一か月の株価下落は計算内でしょう。

株価は緩和の終わりを織り込みながら、一方で力強く成長を続ける企業業績をも織り込もうとする、激しい綱引きになります。【のび太】