株式コラム401・TOPIX再編

 TOPIX指数の見直しが注目です。この指数は東証1部約二千二百銘柄の平均値で、市場全体の動きを反映します。時価総額(株数×株価)の大きさで比率を変えて計算されます。

 ここで言う株数は浮動株、つまり市場に出回っている株数です。企業は、関係会社や金融機関と株の持ち合いなどを通じて、売らない約束で株を保有してもらいます。これが固定株。東証はこの定義を変更しました。

 純投資目的以外の目的で保有する株式(政策保有株)についても新たに固定株としたのです。

 この政策保有株が顕著に多いのがトヨタです。時価総額が大きいトヨタですが、TOPIX上の比率が下がり指数運用のファンドから大量の売りが出ると危惧されています。東証は株価へのインパクトを心配し、計算を段階的に進めると公表しました。影響は長引くかもしれません。

 ちなみに浮動株が多いのが例えばソニー。同じグローバル企業でも体質の違いが出ました。