株式コラム403・遷宮とインフレ

 五月五日、伊勢神宮を祟敬会の関係者にご案内いただきました。この日は倭姫(やまとひめ)宮春の大祭が執り行われます。倭姫命は、天照大御神を祀るふさわしい場所を探し、伊勢に定めた皇女です。

 大祭に参加した後、外宮へ移動し参拝を済ませると、社殿の隣に広大な敷地があります。あの式年遷宮の次の移動場所でした。二十年に一度の引っ越しで、次は十一年後の二〇三三年です。

 式年遷宮を境にインフレ期とデフレ期が交互に来るそうです。今はインフレ期。過去を遡ると、なるほど歴史に残る江戸時代のインフレは全てインフレ期に発生しており、さらに戦後のインフレとオイルショック時の狂乱物価インフレもやはりインフレ期にハマります。

 さて黒田日銀総裁が就任したのが二〇一三年。正に前回の遷宮の年で、インフレ期の開始年に当たります。着任するや金融緩和を推し進め、現在世界が引き締めに入る中にあって、頑なに緩和策を継続する、この不思議なほどの執着心はインフレが神のご意思だから?

 神社関係者にとっては式年の順番として二〇三三年までに来るべくして来るものだったようです。実際にその通りになってきました。