株式コラム404・生娘シャブ漬け

 マクドナルドという会社は、遊園地のような店舗作りと子供が喜ぶおまけを付けて、小さい時からマックの味を覚えさることで大人になってもお客さんになってもらう、という長期的な戦略が成功しグローバル企業になった。

 要はそういうことが言いたかったのだと思います。吉野家に若い女性客を呼び込み、牛丼の味を覚えてもらう。新しい常連客を育てる戦略です。

 それをつまらない比喩で、しかも大学の講義中に表現し、幹部が解任されました。さすがにこれはアウトです。

 吉野家は何度も危機を乗り越えて来ました。急激な店舗増設で味が落ちて顧客が離れ倒産したのが一九八〇年。九三年には米不足。二〇〇三年は狂牛病で牛肉の輸入が止まった。

 その度に支えてきたのは、他の同業店にはない強力なファンです。芸能人にも吉牛大好き族が多いのは有名なこと。コロナ自粛から解放され、顧客が戻る店と戻らない店の一番の違いは常連客の多さだと言います。コロナが明けたときに飲食店の実力が見えてきます。