日本も米国並みに所得格差が広がり、勝ち組と負け組みがはっきり分かれるとの指摘があります。それは正しいと思います。
昨今、景気回復で会社は儲かっています。会社は株主のものです。株主はお金持ちです。会社の利益が株主のものであるならば、金持ちがより金持ちになるのは道理です。
会社は株主のもの、商法上は何も間違いのないこの事実が、会社の「公器」としての役割を押し退けて優先されると、格差拡大に拍車がかかります。
全人口の七割が中流意識を持った当時、日本は世界で最も成功した社会主義と言われました。アングロサクソンの資本主義を採用したときから、それを放棄したのです。規制緩和を進め、企業買収を認知し、株式への税金を優遇すれば格差が広がるのは当然です。
救われるのは、このような発想とは一線を引く経営をする企業も多いことです。必ずしも株価を上げる経営が株主重視とは限りません。私たちは小口であっても長期に企業を応援する気持ちで投資をしたいものです。【のび太】
2006年3月10日