リスクを過剰に恐れる必要はないと、本コラムの前半で執筆しましたが、どうやら、それこそ過剰な心配だったようです。
今、Brics (ブラジル、ロシア、インド、中国)へ投資する投資信託が個人に飛ぶように売れているのです。これら新興国の株式は市場規模が小さく、海外の資金が少し流入しただけで値段を押し上げ、逆に流出すれば暴落に見舞われます。当然、価格変動は非常に激しく、ロシア株式はこの一年で二倍になっています。乗りたくなるのは理解できますが、もう一度、考えて下さい。
まず、私たちは国内に魅力的な投資先がないのでしょうか…。ありますよね、日本株が。わざわざ為替リスクの大きい新興国に遠征する必要はありません。
次に、失礼ながら海外へ分散投資が必要なほど資金が大きいのでしょうか(例えば百億円)。何よりも、その国の企業を株主として応援しているのですか。
最後に、Bricsは今後も魅力的ですが、今から買うあなたは「出遅れ組」です。流行を追う投資スタイルは行き詰まります。【のび太】
2006年3月24日掲載