厳しい取り立てで業務停止になったアイフル、株価は暴落ですが、それでも六千円台を維持しています。誰もが「潰れない」とたかを括っているのです。数年前の「肝臓売れ」事件を御記憶でしょうか。格段に悪質だったあの企業ですら「ロブロ」に社名変更して上場継続しています。
今回の事件をきっかけに上限金利が下げられますが、国債利回りですら一〇%があり得るのに、上限二〇%は無茶です。そこまで下げたら消費者金だけでなく信販会社も生き残れません。
彼らは約三%で資金を調達し、貸出総額の八%が貸し倒れになるため、実際の調達コストはざっと11%、二〇%で貸して九%の利ざやを稼ぎ、そこから人件費などの経費を引いた残りが利益です。今は低金利でボロ儲けですが、上限を低く固定させたら金利上昇で利益が圧迫されることは明らかです。法律ぎりぎりで泳ぐ業界ですが、借り手がいるから成り立つのです。闇取引の横行で「被害者」は一向に減らないこともあり得ます。規制強化もほどほどに。【のび太】
2006年4月21日掲載