投資のヒント46 同時株安に思う

今回の株安で再確認したことは、世界の株式市場は密接につながっており、下がるときは、みんな一緒に下がるということです。「リスクヘッジ」や「世界分散投資」という宣伝文句で中国株やインド株に投資をした人は、結局、各国の保有株が全部値下がりし一時的に損失が膨らんだことでしょう。
リスクヘッジとは一方が下がっても、もう一方が上がるように組み合わせることです。多くの人が行っている分散投資は為替を加えた二重、三重のリスクを抱えているだけです。
本コラム第13回「分散投資は必要?」で、個人が中国株を買っても、安心でなく心配を増やすだけなので、よほど大金持ちか、自国に魅力的な投資先がない限りは必要なし、と書きました。私たちは身近に有望な投資先が溢れているので、聞いたことのない外国企業への投資は博打感覚以外では止めましょう。中国株も日経平均もまだまだ上昇しますが、途中でこの程度の調整は幾度かあると覚悟してください。【のび太】
平成19年3月23日掲載