投資のヒント50 好業績と株下落

今月10日に発表した決算についてカシオは自信を持っていたはずです。4期連続の最高益更新と増配、その二日前には世界最薄の電波ウオッチ発売をリリースしたばかり。しかし、その直後の株価はなんと値幅制限一杯の四百円安。証券各社は目標株価を一斉に下げたため、その後もズルズルと値下がりしたのです。いったいなぜ?

理由はこうです。アナリストたちが勝手に過大評価のレポートを作成し期待を増幅させ、その結果株価が上昇しましたが、会社の決算発表で今期以降は減速することが判明、それが嫌気され株価が下落したのです。しかし、これは明らかに予測のミスです。投資家は「出所一流、中身三流」のレポートに踊らされたのです。

それにしても名のあるアナリストたちがこれほど多く同じようなミス・ジャッジをするのは不思議です。他人の分析をそのまま利用したと疑われても言い訳できない。株式市場では同様の例が続出しています。【のび太】
平成19年5月25日掲載