投資のヒント59 金商法スタート

 

十月から新しい金融商品取引法が施行されました。この法律の基本精神は「投資家保護」。逆に言えば「業者への規制強化」です。
今、金融機関の窓口はその対応に戸惑い、様々な珍事が発生しているようです。例えば、何十年のベテラン投資家に営業員が「株は値段が下がると損失が・・」と説明を始めて叱られたといった具合です。一部の銀行は七十歳以上の人へのリスク商品販売を自粛したり、投資信託を全く販売ストップしたりと、明らかに過剰な自己防衛をしています。
すでに販売した商品を、あわてて取り扱い停止にするのは、それまでの販売姿勢に問題があったことを認めたということです。

法律が改定され、それが現場に馴染むまで時間がかかるのは仕方ないとして、基本は何も変わっていません。金商法は、より丁寧なリスク説明によって、安心して投資を始められるよう顧客を迎えるためのもので、販売中止など論外です。再開したときは高値を買わせることになりますよ。【のび太】
平成19年10月12日掲載