投資のヒント67 冷凍食品業界

冷凍食品のカタログを見ると、こんなメニューまでが、と驚くほど種類があり、その市場規模は今でも拡大しています。
しかし、冷食販売の70%がイオンなど大手スーパー経由で、その店頭では値下げ競争が激しく、メーカーは価格競争力をつけるため海外生産を進め、結果として、中国依存が高まるというのが現状です。
日本が一年間で輸入する冷凍食品約三十万トンのうち、実に約二十万トンが中国からで、材料の調達、加工、梱包そして安全管理に至るまで、中国抜きでは考えられないのが実態です。
こういう現状にメーカーも危機感を持ち、より商品開発力やブランド力を強めるため、昨年11月に、JTが加ト吉を買収し、日清食品も加わり三社の冷食事業を統合すると発表しました。成功すればニチレイを上回る国内最大手になりますが、その矢先の殺虫剤事故(事件?)で、計画が凍結されました。食品事業を収益の柱にしたいJTには大打撃ですが、断固、乗り切って欲しいものです。
【のび太】平成20年2月8日掲載