投資のヒント72 証券マンの逮捕

ある個人投資家が、身内がトップ努めるを銀行の株式を保有し、時折、売買をしていました。その身内と仕事の話をすることもなく、取引は何も問題ないのですが、証券会社から「内部者登録」を求められたのをきっかけに、その銘柄の取引を打ち切りました。
要するに「李下の冠、瓜田の履」が彼の判断なのです。誤解されるようなことをしない、ということでしょう。
一方、国内最大手の証券会社の社員が友人の名前を借り、企業買収という一級の情報で、私腹を肥やすために行った違法取引。
昨今、各証券会社には頻繁に「売買調査」が入ります。株価が大きく動いた銘柄について、金融庁、証券業協会、警察などから売買をした投資家の住所、氏名、職業の提出が求められます。
今回の場合、証券会社の社員ですから、ばれないように細心の注意を払ったのでしょうが、検査体制が整ってきたことを感じます。
人間は目の前のお金の誘惑に何と弱いことか。結局はお金も信用も失うのですが。
【のび太】 平成20年4月25日掲載