投資のヒント82 リーマン破綻

三年前にこのコラムが始まって以来、一番のグッドニュースをお伝えします。
「全米第四位の証券会社が倒産し、回りは悪いニュースばかりが飛び交い誰もが悲観的になった」 その結果 「技術力の高い優良企業が信じられないほど安くなった」
「次はどこ」の疑心暗鬼が市場を覆っていますが、NYのリーマン本社からダンボール箱を抱えて出て来る人のなんとあっけらかんとしたことか。山一証券の社長会見とは風景が全く異なります。リーマンが発行した債券を保有しているのは日本の個人もいますが、多くは機関投資家で、彼らは次の決算で損失処理をして終わりです。
今後、各国の景気が悪くなる可能性がありますが、今回のパニックの出所は金融です。金融の問題は政策によって解決するしかなく、この点では米国のスピードは非常に早く大胆でした。AIGが倒産していたらまさに「恐慌」となっていたでしょう。金融が落ち着けば株価は底を打ち、多少遅れて経済も回復するはずです。 【のび太】
平成20年9月26日掲載