投資のヒント192 MRI運用詐欺

米国の資産運用会社MRIが日本人から集めた一千三百億円を消失させた事件。被害にあったのは実に九千人近い個人です。

あらゆる金融商品には必ずリスク説明がなされます。説明資料には「価格変動、為替差損、倒産」など細かくリスク要因が並んでいるはずです。しかし、あなたのお金が詐欺に合うリスク、なんてリスクは書いてありません。

MRIがうたっていた診療報酬債権を買い取る運用方法はすでに商品化されており、きちんとやれば国内でも4~5%程度の利回りは実現できます。もちろん様々な要因で損失が発生する可能性はありますが、運用そのものが実行されず資金が抜き取られていたのですから金融を騙った詐欺です。

欲張ったから悪いのだ、素人は銀行預金で我慢しろ、なんて教訓で終わらせたら日本の金融に未来はありません。これからの時代に資産運用はますます必要です。正しい運用のためには信頼できる金融機関、金融マンと付き合うことです。 【のび太】 平成25年5月10日掲載