株式コラム219 水膨れ債券市場

米、欧州、日本の中央銀行が自国の国債をせっせと買い、低金利が維持されています。ヨーロッパではついにマイナス金利となり、銀行は誰かに貸さなければ、中央銀行に金利を取られる事態になっています。

日銀も国債や株式を買っていますが、欧米の中央銀行の方が遥かに積極的で、その資産規模の膨張ぶりは日銀の比でありません。みんなが背水の陣で臨んでいるのです。

結果、世界の債券市場は、完全に水脹れ状態となり、低金利にどっぷりと漬かった企業は薬物の乱用で元気になった患者と同じで、どこかで中央銀行が資産の売却、つまり出口を迎えるとき、薬の切れた企業がまるで何事もなかったように利益を出し続けられるのか、非常に疑問です。

つまり、景気の回復→緩やかなインフレ→金利の上昇→それでも企業は高収益を持続、なんて綺麗なシナリオは簡単でないということです。

世界中が後戻りのできない川を渡ってしまった。アベノミクスも突き進むしかありません。 平成26年6月27日 のび太