株式コラム221 愚策・夜間取引

午後三時で終了している株式市場を夜間も開こうとしています。昼間忙しい人に取引してもらい、市場を活性化させる目的のようです。

これを推し進めているのはネット業者です。彼らは、個人取引の実に九割がネットを通しており、その多くが夜間取引を望んでいると胸を張りますが、一日に百回を超える異常な売買を繰り返すデイ・トレイダーが彼らのお得意様。シェア九割という数字の前向きな意味は何もありません。こんな株中毒患者たちにもっと時間を与えたところで、本当の長期投資家が育つ可能性などゼロです。

いったい今の日本に、日なが一日パソコンの前で株や為替の取引をして一喜一憂する哀れな若者がどれほど増えてしまったのか。そんな患者にもっとやらせよう、あるいはサラリーマンに帰宅後やらせて新たな患者を作ろうというのか。

日本に一番必要なのは、株主であることに誇りと喜びを持つ、そんな投資家です。取引時間など現状の午前九時~午後三時で十分でしょう。

平成26年7月25日 【のび太】