株式コラム222 日本食の魅力

東京赤坂の安くて旨いと有名な寿司屋でのこと。三人組のアメリカ人が大皿いっぱいの寿司を食していましたが、全てがサーモンなのです。握り、巻物、軍艦が全部サーモン。それをビールやコーラと一緒に次々に口へ放り込む。店員はそんな光景に慣れっこのようで、当たり前に注文を受けています。

海外には主に中国人が経営する日本レストランがたくさんあり、日本食とおよそかけ離れた料理を提供しています。現地ではそれが日本食だと思われている、由々しきことです。しかし、日本食が世界に普及する過程で各国各人のいろいろな味付けや食べ方で変化する、これがグローバル化というやつかな、とも思います。

日本食には競争力があります。成長戦略のテーマである「日本の稼ぐ力」です。しかし、あまりに味覚の異なる人々に、味で勝負しても難しい。日本の本領発揮はやはり安心、安全です。職人が素手で握ったものを素手でいただく寿司屋の作法。きれい好き日本人の誇るべき文化です。

平成26年8月8日 のび太