株式コラム230 日銀、薄氷の決定 

十月末の黒田バズーカ砲は、デフレ脱却までは決して手を緩めないことを示しました。為替は7年ぶりの円安水準になり、国全体としては円安メリットを大企業中心に大いに享受しています。ただ、さすがにこれほどの急激な為替変動はデメリットが無視できない、という声が強くなっています。

株価も円安への反応が鈍くなっています。金融政策によるメリットは織り込み済みとなり、規制緩和などの次なる実効性ある政策を待っているのです。

つまり、円安は当面この水準まででしょう。これ以上は、国内外から支持を受け難くなるからです。円安だから輸出関連銘柄が上がる、という動きは一巡し、為替差益に頼らない増益企業を物色することが賢明だと思います。

上昇相場が終わったわけでありません。繰り返しますが、日銀は手を緩めない、市場に現ナマを投入し続けるからです。しかし、今回の追加政策が4名の反対という薄氷の決定だったことは憶えておくべきです。平成26年12月12日 【のび太】