株式コラム・237 米国利上げで

アメリカの金利はいつか上がる。それは誰もが分かっています。市場はこういうことを事前に織り込みに行きますが、FRB議長の些細な言葉に右王左往する様を見る限りは、お織り込み済みとは思えません。

最近ニューヨークを訪ねた知人は、バブル景気のようだったと感想を漏らしていました。マスコミも利上げは6月か9月でほぼ一致しています。一方で利上げなど程遠いと主張する向きもあり、いろいろな心配をよそに株価は上がっていく、それが今のアメリカです。

日本の投資家が一番注意したいのは、比較的高い金利を維持している新興国へ資金を振り向けている場合です。表面上の利回りが高く魅力的ではあります。でもアメリカが利上げしたら、市場はかなり荒れるはずです。

経済が直結しているブラジルなど南米からは急速に資金が流出して、株式、債券価格は暴落。国は資金つなぎ止めのため金利をさらに上げ経済は一層混乱する。そんなに遠い先でありません。 【のび太】