株式コラム・251 中国の実態は 

マーケットが一番嫌うのは「分からない状態」です。どんなに悪くても実態が明らかになれば、株価は将来の回復をいち早く織り込み始めます。

中国の成長率が七%程度と発表されても、誰もそれを信じない。GDPが伸びていながら輸出入が減っているなんて普通では考えられません。貿易は相手があることですから数字を誤魔化すことができない。この国は実は全く成長していないのではないか、そんな疑心が生まれるのは当然でしょう。

一方で、製造業は不調でもサービス産業が好調だから全体としては決して悪くないとの指摘もあります。

なんてことを憂慮してみても始まりません。仮に、公表数字の多くが嘘だったとしても、まあそんなお国柄だからね、で終わり。マーケットは覚悟しています。九月までの中国人の爆買いは日本だけで二・五倍。ユニクロは中国のおかげで最高益です。懐も深くなっているのです。
この国が不都合な真実を正直に出すはずない、そう思っていれば間違いありません。【のび太】