株式コラム256・シェールの現状

原油価格の下落が止まりません。シェール革命によって、石油の輸出国になったアメリカはさぞ困っていることと思いきや、様子は違います。リグ数が急激に減っているのです。
リグとは地中を掘削するための掘削機。この稼動数は、石油価格に見事に連動して増えたり減ったりします。要は参入も早いが撤退も早い。実にアメリカらしい。もともとシェール開発を支えたのは、個人を中心とした一攫千金のリスクマネーです。大手商社が中心の日本マネーとは質が違うため、駄目と思えばさっさと撤収です。
ピーク時に一千六百もあった稼動リグは一年でたった六百まで減りました。生産調整が急速に進むことで痛手を最小限に抑え、需給関係を元に戻すのです。これがアメリカ資本主義であり、この国の強さです。
会社は儲けるための箱。儲からない会社は一刻も早く潰して、次の投資先へ乗り換えるのがアメリカ流なのでしょう。「リグ数の推移」で検索すればネット上で簡単に見ることができます。一度、ご覧あれ。【のび太】