株式コラム・271 原油と株価

十月十一日(火)名鉄電車の電光掲示板にヘッドラインニュースの文字が流れる。「本日、円安と原油高を受けて日経平均は上昇」
同行の友人が質問してくる。なぜ原油高で株が上がるのかと。大量に石油を輸入している日本にとって原油高は悪材料だろう、というご尤もな疑問です。

まず一般的な解答から。原油価格が上がると産油国が潤う。今はアメリカもその仲間で、アメリカの景気が良くなればモノを買ってもらっている日本の輸出が増える。また、原油価格が上がるのは各国のエネルギー消費量が増えているからで、これは世界景気が良くなっている証拠と考えられる。

しかし現実は少し違います。過去の原油価格の推移を眺めると、需給とは必ずしも比例していません。ではどのタイミングで値段が動くのか。結局マネーゲームです。米の金融緩和のたびに値段が動いているのが現実なのです。原油は投機の対象です。投機マネーが駆け回る結果としての原油高、そして株高。だとすればこれは一時的でしょう。【のび太】