株式コラム・274 米、不安が期待へ

ヒラリーなら売り、トランプなら買い。選挙前の当コラム番外編でそう書きましたが、実は全く外れだったのです。
トランプなら買いの意味は、彼に決まったら株価が大幅に下落する、しかし就任すれば現実的な政策を取ることになり株価はまた戻る、という見通しでした。現実はご存知の通り、当選翌日からNY株は大暴騰です。

期待が一気に膨張したのです。それにしても何を根拠にこれほど上昇するのか。過激発言が一転、冷静な言動になり市場はホッとした。それは分ります。しかし、それだけで、こんなに上がる理由になるものでしょうか。

ところが、先だって発表された優先政策を読んで納得です。これなら株は上がる。内容が明快で、かつ具体的。だから投資すべき先も絞りやすい。まるでワンマン社長が作った企業の中期経営計画です。

日米関係も早速のトップ会談で良いスタート。もちろん期待先行ですが、相場は常に先を読みながら動くもの。今のリスクは、上昇が速すぎて就任前に材料出尽くしになることです。【のび太】