株式コラム・283 東芝の行方

東芝はどうなるのでしょう。一兆円という損失を出しながら株価は二百円前後で推移しています。

まずは、子会社の米・原子力運営会社(ウエスチングハウス)に破産法、チャプター・イレブンが適用されるかどうかです。適用なら損失一兆円が確定します。後は、半導体部門がいくらで売却できるかです。

しかし破産法適用は簡単でありません。アメリカがその後の責任を負うからです。米政府は最後まで東芝に尻拭いをさせるべきだと考えています。でなければそのツケは、電気料金の値上げなどでアメリカ人に跳ね返ります。

では世界シェア20%の半導体部門を誰にいくらで売却できるのか。国内勢で引き受けて欲しいものですが、二兆円で売れれば一兆円が残る。この話、両方上手くいって、現金一兆円と虎の子を売った後の東芝(エレベーターやインフラ事業会社)が残る。株価はせいぜい三百円でしょうか。

両方ダメなら破産が濃厚。つまり今後の株価は三百円かゼロ円。これが現状二百円の一応の根拠です。【のび太】