株式コラム・300 東京のオフィス

所用で訪れた東京六本木の会社は、地下鉄直結の43階建て、全面ガラス張りエレベーター、全てを備えた完璧な新築オフィスビル内にありました。しかし、入り口の案内版はすき間だらけ。部屋が埋まっていないのです。

東京ではオフィスの需給関係が崩れ始めているという話しは聞いていましたが、まさにその現場を見た思いでした。

ところがその話を在京の知人にすると、そこは中心から外れているからね、と事も無げに言うのです。六本木で地下鉄直結ビルのどこが「外れ」なのかさっぱり分かりませんが、道路一本隔てただけで変わる現地なりの微妙な違いがあるのでしょう。

場所が良ければ瞬時に満室になる、と不動産関係者は言います。東京のオフィス需給は、ちょっとした条件の違いが冷静に評価されるとのことです。

新規ビルが続々と出来ているように見える東京ですが、来年2018年からの三年間がラッシュで、今年の二倍の勢いで完成してきます。入居者集めのため数か月の家賃無料といった交渉がもうですでに相対で行われているようです。【のび太】