株式コラム・298 株高は続くか

この株高相場がどこまで続くか。考え方はこうです。

まず、株価水準は日経平均採用銘柄のEPS(一株当たり利益)が最大で何倍まで許容されるかです。通常16倍くらいが限界で、これを超えたら警戒レベル。今期(H30年3月期)の予想EPSに16を掛けると二万二千円です。それを超えて上昇するには世界的に16倍を超えて株価が上がるか、来期の増益を織り込むかのどちらかです。

では、来期の増益を阻害する材料は何か。もちろん円高でしょう。では円高の要因は何か。それは米国の金利低下もしくは日本の金利上昇です。FRBが金利を上げる時期を先延ばしすれば円高になり、あるいは日銀が金融緩和の出口を示唆すると円高になります。為替は常に両国の金利差に左右されるのです。

マイナス金利には多くの負があります。個人の金利収入が減少。銀行の収益を圧迫。日銀が株や国債を大量に保有することへの不安、等々。それでなお、日銀が批判に耐え、緩和を貫き通して円安誘導することが来期の増益=株高継続に必要な条件です。【のび太】