中途入社して本年で10年目となりました。前職も地場証券でしたが、当時は証券業界から離れるつもりで退職しました。新たな挑戦と言えば聞こえはいいですが、一度すべてをリセットしてみたかったのです。
　再就職活動も行いましたが、今ひとつ決めかねる中で、やはり自分には証券営業が一番向いていると思ったタイミングで野畑証券とのご縁を貰い、この業界に出戻ることとなりました。結果的に新たな挑戦とはならなかったかもしれませんが、就職活動を通して、改めて人と人との繋がりに感動し、今ではこのご縁に感謝しています。

　愛知県西三河の岡崎市で創業し、本年で75年目を迎えます。当社は地元に密着したリテール営業の象徴のような証券会社です。経営理念の「孫子の代までお付き合い」を掲げて実践しているため、営業員の転勤はほぼなく、担当したお客様とは世代を超えて末永いお付き合いをしています。
　「一期一会」、私の好きな言葉ですが、野畑証券はそれが体感できる会社なのです。また、他にも気に入っているところは、社員同士の繋がりです。プライベートで遊びに行くほど仲が良く、社員同士の連携や風通しが良いので、仕事のやりやすさはあると思います。

　リテールに特化しているため、相手の資産運用についていかに顧客本位になれるか、そしていかに満足していただけるかを常に考えているので、お客様とのコミュニケーションや情報収集が尽きることはありません。
これまで、何百、何千人のお客様と接してきましたが、これだけ多くの方とかかわりを持てて、時にプライベートにも立ち会わせてもらえるような職種はありません。
　地場証券は対面営業が主流ですが、顧客とのコミュニケーションは単にビジネスのみのドライな関係ではありません。お客様の家族を知り、その子供たちの成長を見守り、老いを見届ける。時に愚痴も聞き、時に遊び笑う。そのうえで大きな注文が決まれば、これ以上ないやりがいを感じるのです。お客様にいかにして頼られる存在になるか？何年経っても尽きることのない私の課題と目標です。

　高校生の頃から金融業界に憧れがあり、大学では経営学を専攻しました。大学で学んでいく中で、資産形成には正解が無く、人それぞれにあった方法で考える必要があると感じました。野畑証券ではお客様にとことん向き合い、少しずつ信頼関係を築きながらお客様の資産形成のお手伝いすることができると思い入社しました。

　野畑証券では社員の自主性を重んじてくれるため、基本的に各営業員が自分で銘柄を選んでお客様に提案します。お客様の資産状況・将来設計・相場の状況を見て、最適な銘柄を選択し、自分自身が心からいいと思える商品を勧めることができます。その結果、お客様からお褒めの言葉を貰ったときの喜びは格別です。そんな、のびのび仕事させてもらえる良さが野畑証券にはあります。

　経済環境は常に変動しているので継続して勉強する必要があります。また、国内に限らず海外市況にも目を向ける必要があるので、学ぶことが多くて大変かもしれません。しかし、当社のような対面証券では、お客様に喜んでいただける機会も多くあり、直接感謝の言葉を貰うとすごく嬉しくなります。
　私の場合、大学で経営学を学んだので同期より予備知識はあった方ですが、いざ現場で営業を始めてみると苦労することも多く、お客様と信頼関係を築いて成果を出すためには、知識を蓄えるだけは足りず、お客様から信用してもらえる誠実さと人間的な魅力が必要なんだと気付くことができました。

　自分の出身エリアに特化した地元企業でしたので、私でも力になれるのではないかと思っておりました。また、前職は証券会社とは全く違う職種でしたが、もともと株式といった金融商品にも魅力も感じていたので、「孫子の代までお付き合い」という経営理念に感銘を受け、地元で頑張りたいという気持ちから入社させていただきました。

　主体的に自分のスケジュールを立てて目標達成に向けて努力できるところです。また自分が強いジャンルに特化した予定を組んでスケジュールをこなせるところも魅力です。入社当初は、私も仕事を覚えて要領よくこなすのに苦労しましたが、今では責任の伴う業務を多く任せていただけるようになりました。また、思うような結果が出ないときや困ったときは、いつでも相談できる頼りになる先輩・上司がいるところです。

　金融商品は世の中の事情によって価格が変動するため、幅広い専門知識を学ぶ必要があります。私のように営業の現場でなくとも、多くの知識を吸収する癖が付き、情報を自分なりに分析するスキルが身に付きました。一生懸命に勉強して身につけたスキルを活かし、取引先やお客様へ提案したり段取り等を行うことで、喜んでいただけたときは大きな充実感とやり甲斐を感じることができます。