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株式コラム・399 軍事侵攻と株価

株式コラム・399 軍事侵攻と株価

 ロシアによるウクライナ侵攻が今後の世界経済に、そして市場にどう影響するのかという質問を受けます。皆さん、分からないから聞くのでしょうが、皆さんが分からないことは筆者にも分かりません。プーチンに聞きたいです。
市場の認識を整理します。A国がB国に軍事侵攻しても株価は下がりません。いずれ終わる。現地の人々の苦しみをよそに、市場にとっては(核攻撃とか第三次大戦という物騒なことがない限り)一過性の事件です。それよりも侵攻が経済と金融政策に及ぼす影響を織り込むのです。そのとき必ず行き過ぎる。だから極端に安くなる。そして侵攻の最中に、早くも戦争終結を織り込み始める。
コロナ相場を思い出してください。株式市場にとってコロナ事案は2年前の3月に終了しているのです。 
ロシアへの経済制裁は世界G?Pを1%縮小させるとの試算が出ました。原油や小麦は滅茶苦茶な値段に跳ね上がっています。こういった副産物を一気に織り込みました。株価への軍事侵攻は最終局面か。【のび太】

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