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株式のヒント416 インサイダー取引

株式のヒント416 インサイダー取引

 インサイダー取引が後を絶ちません。内部者自ら、あるいは情報を聞いた人が利益を上げる。刑事告訴や罰金が科されるにも拘らず定期的に発生します。 金商法の目的は公

正な価格形成によって国民経済の健全な発展に資することですが、それには有価証券の取引を公正にして、流通を円滑にして、市場の機能を十分発揮させることが必要だとなっています。

 市場機能とは企業の資金調達です。それには一人でも多くの投資家に少しでも多く資金を市場に投入してもらいたい。だから公正さなのです。特殊な立場の人が勝つゲームには誰も参加したくありません。

儲ける行為がダメでない。誰かに伝えた場合は、儲けた人ではなく情報を伝えた人がアウトです。

ひと昔の兜町には早耳情報なんて言葉があり、未だに抵抗のない人がいます。また、傷付けた相手が見えないので罪の意識が出にくいのでしょう。内部情報は誰もが遭遇しうることですが、監視は厳しく決して割に合いませんよ。もしもの時は踏み止まって下さい。

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