野畑証券

ホーム株式コラム

株式コラムStock Column

株式コラム・456 投信運用はプロか

株式コラム・456 投信運用はプロか

 投資信託の残高が順調に増えています。投信のメリットは、プロが銘柄を選択することと複数の銘柄や通貨に分散することです。

 しかし、本当のプロフェショナルな運用はどれほどあるのでしょうか。日経平均やTOPIXをベンチマークにしている投信は単純に指数銘柄を買えばよく、テーマ型の商品、例えば半導体関連とかヘルスケア関連などは条件に合う銘柄をスクリーニングして流動性の高いものを選べば、大体、似通った組み合わせになります。

 さらに運用者が株は割高になったと判断しても、売った後に一段高すると自分だけ取り残されるのでなかなか売れないのです。

 逆に今回のように何かをきっかけに解約が集中した場合、運用者は相場観に関係なく売ります。絶好の買い場と思いつつ全銘柄を万遍なく売る。こうなると分散投資の効果はゼロです。解約に応じて現金化をするので仕方ありません

 要は買う時も売る時も、銘柄選択とタイミングにおいてプロの知見が入る余地は少ないのです。【のび太】

PAGE
TOP