株式コラム・500 市場の調整機能
2026年06月26日
ホルムズ海峡ではタンカーの通航が再開され原油価格は落ち着きましたが、安定供給への不安は残ります。原油輸入国の日本は海峡封鎖で大騒ぎになりましたが、売れない産油国も困っているはずです。
日本は市場経済ですからモノの値段をマーケットに委ねています。だから需給関係が崩れると時として価格が乱高下する。政府は国民生活への影響を考慮してエネルギー価格を統制していますが、ナフサは対象外なのでナフサ由来のプラスチックや塗料などの価格が品不足になり高騰しています。
市場は価格の調整機能を持っています。価格が上がることで需要を抑え、それで価格が下がるのです。売り手と買い手のどちらかが一方的に有利不利になってもそれをシーソーのように動かして最後は均衡させるのが市場の役割です。
誰かが原油やナフサを買い溜めして目詰まりしてるなんて情報もありますが、そんなことができるのは石油元売りや化学、商社など限られています。企業として当然の対策なので放っておけばいいのです。【のび太】