株式コラム・499 キオクシア割安?
2026年06月12日
東証上場企業の中で注目され相場の中心的存在がキオクシア(旧東芝メモリ)でしょう。日本で唯一の半導体メモリメーカーで、24年12月に上場し、この1年で株価は40倍になりました。
さすがに上がり過ぎだと指摘されますが、実は一株当たり利益の何倍まで株価が買われているかを示すPER(株価収益率)は日経225銘柄の18倍に対して同社は8倍程度。目を疑う低さなのです。
これには理由があります。日本が半導体生産において世界で圧倒的なシェアを誇った時代(そんな時代があったんですね)、半導体は成長産業というよりも、あっという間に値崩れを起こし赤字に転落するやっかいなビジネスだったのです。
AI時代でもその疑念は消えません。生産のスケースは桁違いに膨らみ価格も高騰していますが、競合会社は世界にひしめき、いずれは供給過剰、価格下落によって収益は一気に悪化する。というリスクを考えるとこの程度のPERまでしか織り込めないのです。杞憂だといいのですが。【のび太】