株式コラム・475 商品化する会社
2025年06月13日

カナダの会社から買収提案を受けたセブン&i。そして昨年末にニデックから同意なき買収を仕掛けられた牧野フライス。いずれのケースも、買収を仕掛けられたら最後、その瞬間から会社がスーパーに並ぶ肉や魚のような売り物になってしまうことを思い知らされます。そもそもの原因は値札が安過ぎることですが、東京市場はそんな商品だらけです。
牧野フはニデックを嫌がるばかりに、別の買収者を見つけてきた。当然ニデックより高い値段を提示した。でなければ既存株主は承知しません。
もし牧野フがこれまで通り上場を継続したければ、市場株価を買収価格よりも高くするしかない。が、今さら無理です。買収者は市場株価に相当のプレミアムを乗せるからです。
商品と化した会社。商品の持ち主(株主)は少しでも高く買ってくれる人に売るのです。
ニデックは牧野フ買収を撤回しましたが、別の買収者はファンドですからいずれは商品を転売します。その売り先はまさかのニデックかもしれません。【のび太】