株式コラム・505 金利上昇で信金赤字
2026年09月11日
全国254信金のうち17信金が金利上昇で前期赤字になりました。確か金利上昇は銀行にはプラスのはずです。どうしてでしょうか。
これは金利が上がることイコール債券価格の下落を理解する必要があります。債券は国債でも社債でも満期がくれば額面100円で戻ってきます。だから安く買うほど利益が大きい、つまり利回りが高い。
日銀が利上げをして世の中の金利が上がれば、すでに発行されている債券は価格が安くなることで利回りを合わせるのです。
利ざやで儲からず苦労したゼロ金利時代に、信金はまさに利回りゼロに近い長期国債を大量に購入しました。その価格は当時の半値以下です。
前述の通り、債券は最後まで我慢すれば損はしません。しかし金融機関の評価損はその分、自己資本を減少させるルールです。今後さらに金利が上昇(価格下落)が見込まれるので、赤字決算を覚悟に売却して損を確定、将来の評価損の拡大を止めるのです。金利ある時代への転換期です。【のび太】